突然ですが。
わたくしが小学1年生の時、学校の給食でデザートにフルーツポンチが出た時のお話です 
フルーツポンチを食べようと手を伸ばした時、誤って牛乳ビンを倒してしまい、なんと牛乳がポンチのお皿に流れ込んでしまいました 
↓ 直子「あ~、食いしん坊の池田さんが早く食べたいがためにやりそうな失敗だね
それで?」

幼かったわたくしは、そのポンチと牛乳のコラボを「食べられなくなった」と感じてしまいました。
例えて言えば、デザートに大量の味噌汁がかかってしまった、的な感覚でした。
どうしようもなくなってしまい、わたくしはべそをかきはじめてしまいました。
そこへ、担任のT先生がご自身の給食を持ってわたくしと対面して座りました。
↓ 直子 「Tせんせい、懐かしい
で、どうしたの?」

池 「直子、あんたT先生知らないでしょ
」
・・・・
T先生は、おもむろにご自身の給食のポンチに牛乳を入れ、半泣きのわたくしに
「おいしい~
大丈夫だから、食べてごらん
」
的な事をおっしゃいました。それはそれはおいしそうに食べるT先生の表情が、今もはっきりと思い出されます。
その後の記憶が無いのですが、恐らくわたくしの事なのでその気になって牛乳ポンチを食べたと思います 
・・・・・
この頃犬の訓練をしていると、このT先生の思い出が頭をよぎります。
何故なら、「犬の訓練は犬をその気にさせてなんぼ」
と思うからです。
犬との遊び方、おもちゃやごほうびの与え方、その与え方や遊び方ひとつで犬のモチベーションや訓練の動き方がグンと変わってくるのです。
「池田」という幼い犬は、T先生にまんまとその気にさせられたワケです 
犬もこどもも、本質的な部分はたいして違わないなぁ・・・
と、改めて感じ、T先生みたいにこれからもどんどん犬たちをまんまとその気にさせていきたいものだな・・・としみじみ想うのでありました 
↓ 直子 「ワタシも池田さんからその気にさせられた・・・ その気にさせてどうする気
・・・あ~もう限界・・・ おふざけやめて、もう寝る
」

池 「あんたは確かにその気にもなるけど、なにせ散漫だからすぐあっちこっち行っちゃうよね 
おやすみ~・・・」
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